リース、カーシェアも視野に!テレ・マーカーが小さな会社の「社用車」を考える

2021年1月6日小規模法人

起業するにあたって、規模の小さな会社でも業種によっては社用車が必要となってくるでしょう。社用車を新たに購入するとなるとコストがかかりますし、複数台必要となると管理も大変になってきます。車両の購入代金だけではなく、自動車保険や自動車税、車検代などもかかることになりますから、これから起業を考えている方にとっては頭の痛い問題ですよね。そこでこちらでは、小さな会社の社用車についてお話していきますので参考にしてみてください。

社用車にかかるコストにはどのようなものがある?

会社を起業するにあたって、社用車を購入しようと考えている方もいらっしゃると思います。

しかし社用車を購入すると、車両の代金以外にもさまざまなコストがかかるということを念頭に置いておく必要があるでしょう。

社用車にかかるコストには以下のようなものが挙げられます。

・自動車取得税

自動車を購入すると、新車、中古車に関わらず課せられます。

・自動車重量税

自動車の新規登録時、車検時に支払う税金で、自動車の重量によって税額が変わります。

・自動車税、軽自動車税

自動車を所有している人に毎年かかる税金です。総排気量や用途などによって税額が変わります。

・自動車保険代金

自賠責保険、任意保険があります。自賠責保険は必ず加入しなくてはなりません。自賠責保険だけではカバーしきれないケースも多いため、任意保険にも入っておく必要があるでしょう。

・車検費用

新車時は3年、その後は2年ごとに車検を行う必要があります。

・メンテナンス費用や修理費用

自動車を維持するためにはメンテナンスが必要です。また、故障などで修理代が必要になることもあるでしょう。

・ガソリン代

社用車を利用するためには必ずかかる費用です。なるべく低燃費の車種を選ぶことで、ある程度コストを抑えることができるでしょう。

・駐車場代

自社に駐車場がない場合、駐車場を借りる必要があります。

そのほかにも、高速道路の料金や納車の際の各種手続きの費用など、さまざまな費用がかかります。

社用車を選ぶ時にはさまざまな点を考慮する

社用車を選ぶ際には、さまざまな点を考慮する必要があります。まず、用途や乗車人数などを明確にしておきましょう。

仕事に使う道具を運ぶ必要があるなど、たくさんの荷物を社用車に積まなくてはならない場合にはスペースの広い車を選ぶ必要があるでしょう。シートアレンジをすることで荷物のスペースが増やせる車も良いですね。

また、社用車を使用する際に何人で乗車する機会が多いのかなども考える必要があります。さらに、社用車にお客様を乗せることがあるのかなどの点を考慮することも大事でしょう。

一人で営業回りなどに使用のがメインであまり広いスペースは必要ないという場合には、軽自動車を選択することで税金などのコストを削減することができます。

そして社用車を使用すると必ずかかるガソリン代も、できる限り削減したいところではないでしょうか。車両代金の安さだけでなく、燃費の良さにも注目して選びたいですね。

社用車を選ぶ時にはコストを抑えることばかり考えたくなってしまいますが、一日の大半の時間を車で過ごすような仕事の場合には、予算の許す限り、居住性の高さなども重視したほうが良いでしょう。

小さな会社の社用車は頭金不要の「リース」も視野に

社用車を購入するとまず車両代金を払わなくてはならず、大きなコストがかかりますよね。一括払いではなく自動車ローンを利用する場合にも、ある程度の頭金が必要となります。そのため、起業したばかりで社用車購入の費用を負担しなければならないのは難しいケースもあるでしょう。

そして先ほどもお話した通り、車両代金以外にも税金や車検費用、自動車保険代金などのコストがかかることになります。

そのうえ、社用車を購入すると税金の払い込み、自動車保険の選択や契約、車検の手続きなどを全て自社で行わなくてはなりません。起業したばかりで忙しい時にさまざまな手続きに追われるのは、想像以上に大変な事でしょう。

このような煩わしさを解消してくれるのが、「カーリース」です。

カーリースなら月々のリース料金に税金や保険、車検費用などがセットになっていることが多いですから、改めて費用を負担する必要がありません。(プランによって含まれている費用が異なる可能性がありますから、事前に確認してください)

しかも税金や自動車保険料の払い込み、車検などは全てリース会社が行ってくれます。社用車に関する手続きや雑用に追われる心配もありませんから、安心して本業に集中できるでしょう。

そのうえ毎月の社用車の費用が一定で分かりやすいという点もメリットと言えます。頭金を用意する必要がないというメリットもあるため、起業したばかりでまとまった費用がなく諦めていた方も、カーリースなら社用車を持つことができそうですね。

カーリースのデメリットも知っておこう

社用車をリースすることにはメリットが大きいですが、デメリットが全くないというわけではありません。利用を決める前に、デメリットについても知っておきましょう。

・解約すると違約金がかかる

カーリースはあらかじめリース期間が決められているため、途中で解約すると違約金がかかってしまいます。

・走行距離が決められている

通常、カーリースでは走行距離の制限が設けられており、それを超えてしまうと超過料金がかかります。

・返却時の車の状態によっては追加で料金がかかることも

残価(下取り価格)が設定されているカーリースの場合、返却時に車の傷や凹み、汚れなどが多くこの残価に満たないと判断された場合、追加で料金がかかってしまう可能性があります。

・修理不能な事故を起こした場合解約になることも

リースの社用車で事故を起こし、修理不能になってしまった場合、途中で解約となってしまいます。その際、残りの料金を支払わなくてはなりません。ただし、任意保険に入っている場合には保険でカバーできる可能性が高いです。

「カーシェアリング」という選択肢もある

頻繁に社用車を使わないけれど、いざという時に車がないと困るというケースもあるでしょう。しかし、その「いざという時」のためだけに社用車を購入したり、リースしたりするのは経費の無駄遣いになってしまいますよね。

そのようなケースでは、必要な時だけ「カーシェアリング」を利用するのも一つの手です。

カーシェアリングとは、全国に設置されているカーシェアリングのステーションの車を共有して使うシステムのこと。会員登録をしてスマホアプリなどから予約をすれば、使いたい時に使いたい場所の車を借りることが可能です。

タイムズ カー プラスやオリックスカーシェアなどが有名で、個人契約、法人契約が選べるところもあります。

カーシェアリングなら、出張先で車を使用したい場合にも便利です。出張先の最寄り駅までは電車で行き、駅からはカーシェアリングを利用して出張先まで行くなどという使い方もできます。利用時には事前に出張先のカーシェアリングのステーションの場所を確認し、予約を取っておきましょう。

また、社用車を購入、リースしたいと思っているけれど駐車場がないという場合にも、カーシェアリングが有効でしょう。駐車場を契約するとその分コストがかかりますし、社用車を導入せずカーシェアリングを利用すれば、コスト削減にも一役買ってくれます。

ただし、カーシェアリングのステーションが近くにない会社には不向きな方法と言えます。自社の近くにカーシェアリングのステーションがあるかどうか、事前に確認しておくようにしましょう。