テレ・マーカーが考える、小さい会社だからこそ大切な人材育成のコツ、課題。

2021年1月6日小規模法人

ここで言う「小さい会社」とは「人数の少ない会社」を指します。

では「人数の少ない会社」とはどんな特徴の 会社なのでしょう。

それは人数が少ないため会社が抱えている案件はもとより、会社の雰囲気・風土に影響を与 える比重が大きいという特徴があります。

簡単に言い換えると「ひとりひとりの役割が大きい」と言えます。

ではそんなひとりひとりの役割が大きく重要な人材はどうやって育成していけば良いのでしょうか。

会社とは何か?

そもそも会社とはどういうものなのでしょう。

もちろん価値を創造し利益を生み出す組織体ですが、「法人格」と言われるように、ひとつの「人格」です。

ある意味「人」そのものという事になります。

ではどのような「人」 がいい人で、どのような「人」が頼られる人で、どのような「人」が仕事が出来る人なのかを考えることで「会社」としての人格も見えてきます。

ですから「小さい会社」では特に社員ひとりひとりの「人」としての性 格がそのまま「会社」としての人格になっていくのだと思います。

「人」の成長は「会社」の成長。

前段で述べたように「会社(組織)」と「人(個人)」はイコールで考えることが出来ます。

「人」が成長すれ ば「会社」も自ずと成長します。ではどの様に「人」は成長していくのでしょう。アスリートを例にとって考えてみましょう。

「基礎練習」

アスリートは日々の地道な練習を欠かしません。

毎日キツイ基礎練習をこなし、筋肉をつけてスタミナを蓄えていきます。

最初はきつい練習も毎日の努力で体がなれてくると、思うように熟す事ができてきます。

そしてさらに練習メニューをハードなものに変えて強靭な肉体の基礎を作っていきます。

「効果測定」

日々の基礎練習の効果を知ることも、今の自分を把握する上で大切な練習です。

タイムを計測して今日の自分の成長を実感し、時にはなぜタイムが伸びないのかを考えて練習方法を修正したりします。


まさにこれは仕事をする上での「人」として成長する分かりやすいお手本になると思います。

毎日、自分の目標を「少しキツイ」ところに設定してチカラをつける。

効果測定をして「何が良かったか」「何が悪かったか」を検証する。

検証結果に基づいて「明日の行動を修正する」。

このアスリートのようなルーティーンが「人」を成長させ、目標に近づけてくれるのではないでしょうか。

「メンタル」

「人」は感情の生き物です。

毎日ひとりできつい練習を熟すのは正直とても大変です。

心も折れそうになるでしょう。

そんな時の心の支えが「仲間」です。

同じ境遇のアスリートやコーチ、自分のファンや家族です。

会社に置き換えれば会社はチームであり、同僚や先輩・後輩は同じ境遇のアスリートと同じですし、上司はコーチ、社長は監督と言ったところでしょう。

そんな仲間が「応援してくれる」「励ましてくれる」「支えてくれる」「手助けしてくれる」「叱ってくれる」。

これは「人」という、か弱い感情の生き物が成長していく過程で「必要不可欠」なサポートなのです。

「日本代表?」

特に小さな会社では社員の人数から言っても毎日同じメンバーと仕事をする事になります。それは徐々に気心が知れてやりやすいというメリットも、もちろんありますが、「成長」というキーワードに照らし合わせると少し刺激の少ない環境とも言えます。

アスリートの世界では「期間限定の移籍」や「選抜」「代表」というように招集されて、新しい外部のアスリートと一緒に練習や試合を経験することで新たにスキルアップしてチームに戻ってくるというケースが頻繁に見受けられます。

これを「仕事」に当てはめて考えてみましょう。

例えば外部ブレーンと一緒にプロジェクトを遂行していく事によって、社内の「当たり前」がいかにそうではない事に気付かされ、外部の人間の仕事の進め方、アイデアの出し方に感銘することでしょう。

そのプロジェクトが完成を見る頃には当初の自分には無かった新しい「何か」がきっと身についていることでしょう。

「仲間」

筋肉やスタミナは日々の基礎練習で確実に備わってきますが、真のアスリートはそれだけでは「本物」とは言えません。

それは「思い・考えるチカラ」です。

もし相手の立場だったらと思える「想像力」です。

自分がこのチームで今何をすればいいか、どう動けばいいかと考えられる「想像力」です。「仲間」のために動ける「想像力」です。

ラクビーの世界では当たり前になっている言葉があります。

「ONE FOR ALL. ALL FOR ONE」。

ラグビーのようなチームは、まさに会社と同じです。

「1人はみんなの為に」「みんなは1人の為に」。

そう皆が思っているメンバーで構成されたチームは、ラグビーでも会社でもきっと強いチームでしょう。

「強いチーム」「強い会社」の人材育成

例えばシンクロの世界では浮力を必要とするため、ある程度脂肪を残すような基礎練習が必要とされます。

片やマラソンでは膝などへの負担も考慮し脂肪を落とし、スタミナを損なわないような練習をしているでしょう。

このようにアスリートによって練習方法が違うように、「会社」によって「人」によって練習方法が変わるのは当然と言えます。

大切なのは「方法」ではなく「考え方」です。ここでお伝えする考え方はとてもシンプルなものです。

それは「会社は家族」ということです。

「家族が困っていたら助けますね」「家族がもっと幸せになるために自分も頑張りたいと思いますね」「自分が落ち込んだときは家族に励ましてもらいますね」「家族に嘘はつきませんね」「人に迷惑をかけたら家族に迷惑がかかるからしませんね」。そんな家族は周りからも「素敵な家族」と言われます。

そんな「素敵な家族」を創っているひとりひとりの「思いやり」や「努力」がそうさせます。

「素敵な家族」・「素敵な会社」が創れる「思いやり」を改めて意識してみませんか。

「人」は「宝」

会社にとって大切な人材を育てるということは、一言で言うと「いいヤツ」を育てると言うことです。

「思いやりがある」「頼りになる」「優しい」「あいつに頼めばなんとかしてくれる」そうやって人がどんどん集まってくるような「いいヤツ」を育てるということです。それにはアナタが家族のような愛情で接することです。

人材を3つに分けた言い方があります。

「人罪」・・・本人に原因があるかも知れませんが、育てる側にも何かが欠けているのかもしれません。
「人材」・・・会社を成長させてくれる大切な材料となってくれる人。
「人財」・・・まさに会社の財産です。

最初から「財産」のような人はなかなかいません。
時間と愛情を注いで一緒に練習して、練習方法を考えて、記録して、検証して、
家族のように見守って、応援して、アドバイスして、一緒に悩み、喜びも分かち合ってください。

そうやって「いいヤツ」と言われる「人」が育ちます。
そうやって「いい会社」が育ちます。