今更聞けない携帯電話料金の見分け方をテレ・マーカーが解説。

2021年1月6日通信・電話

【目 次】
① 従来の携帯料金システム
② 携帯料金システムの問題点
③ 携帯料金の完全分離
④ 具体的にどうなるの?
⑤ 料金プランの選び方
⑥何を見て決めればいいの?

① 従来の携帯料金システム

おそらく多くの方は機種代金を分割で支払い、各キャリアと○年間の契約を約束(いわゆる○年縛り)することで割引を受けている状態だと思います。

このように各キャリアでは価格の高い端末料金を大幅に値下げする代わりにできる限り長い間自社と契約して貰えるようなプランを打ち出してきました。

② 携帯料金システムの問題点

今までは携帯料金は機種代金と通信料金をセットにし、端末料金をセット料金として大幅に割引するシステムが多かったのですが、このようなシステムは総額いくらかかるか等の情報が非常に分かり辛く、通信料金が高価であることが多かったので携帯を長持ちさせる人ほど損をする仕組みとなっていました。
また解約金や違約金により、消費者がなかなかキャリアの移動ができないシステムも問題となりました。

このようなシステムの何が問題かと言うと、新規ユーザーをほとんど見込めない日本で消費者が自由にキャリアを選択できないと、正常な価格競争が行われないのです。長年同一のキャリアを使用してきたユーザーに対しても○年縛り等の制限や、ペナルティが課されることから昨今では囲い込みとも言われてきました。

③ 携帯料金の完全分離

携帯料金の完全分離って皆さんご存知ですか?

最近話題にはなっているものの、まだまだ聞きなれない言葉かなと思います。
このような問題を解消するために携帯料金の完全分離化が総務省主導ですすめられました。要するに機種代金と通信料金を分離させることで、消費者にわかりやすいシンプルな料金システムにしよう!ということです。

④ 具体的にどうなるの?

★機種代金割引の廃止

特定のプランに加入していただければ機種代金安くしますよ。
と、言ったセット割引の廃止により消費者が端末と料金プランを自由に選べるようになります。しかしその反面、割引がなくなるので機種代金はもちろん、携帯料金そのものが高くなる可能性が危惧されています。

★○年縛りの廃止

解約金などで消費者の解約を不当に妨げることが禁止されました。
このようなシステムはキャリア間での価格競争を行い辛くするということが懸念され禁止される運びとなりました。
○年縛りですが、正確には廃止されていないものの、事実上廃止されるものと思われます。

★携帯料金は安くなる?

実際のところ携帯料金は安くなるのか。
結論から言いますと蓋を開けてみなければわからない状態です。
と、言うのも従来の携帯料金では機種代金を減額する代わりに通信料金を高額にしていますから、機種代金のセット割引を受けられなくなってしまう以上、機種代金の代わりに通信料金を割引するかどうかはそれぞれのキャリアに委ねられています。キャリア同士の価格競争により、価格が引き下げられる可能性はもちろんありますが…

⑤ 料金プランの選び方

ところでみなさん、今まで料金プランってどのように選んできましたか?
従来の料金プランですと、機種代金を割引して貰えるからこのプランにしよう。なんて風に決められていた方も多いと思います。
実は今までの料金プランって、総額いくらになるかだったり、結局いくら割引されてるのか,などの細かい部分が非常に分かり辛かったり、オールドユーザーを冷遇している部分が問題になっていただけで、料金プランを決めることだけに注視すれば分離前のほうが楽に決めることができました。

セット割引を受けるためにはキャリアの提示する特定のプランに加入しなければならないので必然と選択の幅は狭まっていました。しかしながら、このような状況は消費者のとって好ましくないものであったので、今回の完全分離化により、選択の幅は大幅に広がりました。

一見、悪いところはないように思えますが、選択の幅が広いということは自身で選択しなければならないということになります。

今まではキャリアのショップ店員の案内に任せてさえいればとりあえずはお得な割引サービスが受けられていたのですが、今後は利用者のニーズに合わせて様々なプランがキャリアごとに展開されると予想されます。

自身や家族にとって最適なプランを選択する能力が必要になってきます。

⑥ 何を見て決めればいいの?

★機種代金

機種代金の割引が禁止された以上、今までのように
「とりあえず最新のもの」
「とりあえず人気なもの」
と、言うような選び方は避けたほうが良いです。

例えば、「最新のゲームがしたい!」「映画を見たい!」「連絡用に使いたい!」「仕事用で使いたい!」などのように費用はもちろんスペック面での比較も行い、オーバースペックのスマートフォンを購入しないように気をつけましょう。

★通信料金

通信料金は基本的に毎月かかります。
毎月かかるということは場合によっては機種代金より高くなってしまうなんてことも…
LTE通信を使用している場合は自身の使用ギガ数と相談してプランを選択しましょう。
例えば「外出先でも映画を見たい!」「いつでもどこでもSNSを確認したい!」「ときどきゲームするぐらい。」「メールと電話以外ほとんど使わない。」など、使い方は様々だと思います。

勧められるがまま高いプランに契約してしまうと物凄くもったいないので自身の生活スタイルに合わせて最適なプランを選択できるように事前に下調べすることを強くお勧めします。

★通話料金

最近では無料の通話アプリが主流になっているのであまり電話番号を介した電話というものをすることはなくなってきているのではないでしょうか。
数が少なくなってきているからこそ、自身が普段からどれくらい電話をしているか把握することが大切です。

例えば「仕事で電話を良く使用している。」「家族への連絡は電話でしている!」「アプリを使っているので全く使わない。」などです。
極端な話、全く電話を使用しない人であれば従量料金(使えば使うほど)がおすすめです。自身の携帯電話の使い方に合わせてよりお得なプランを選択できるようにしましょう。

このように、電話料金の完全分離化が行われたことで、消費者にとって選択の幅が広がったのはメリットとも言えるし、デメリットともいえます。
いかにして、デメリットを避けメリットだけを享受するかという部分はとても大切だと思います。

少し話はそれますが、意外と知らない携帯料金節約術についても触れていきたいと思います。

まず一つ目は

「不要なオプションを見直す。」

です。

当たり前の話ですが、使いもしないオプションにお金を払うのはもったいないです。携帯料金の内訳を確認しない人は一定数いるので必ず確認するようにしましょう!

そして二つ目は

「自宅ではWi-Fiを使う」

です。

自宅でデータ使用料を節約できるということはプランの変更につながり、携帯料金の節約につながります。

いかがでしたか?

携帯料金の分離化により、携帯料金が必ずしも安くなるとはいえませんが、その中でも自身や家族にとって最適なプランを選択することで以前より安い金額で携帯を利用することができるようになるかもしれません。

みなさんもこれを機にキャリアごとにどのようなプランがあるのか、どのような割引があるのかといった内容にフォーカスし、お得に携帯電話を使用できるようになってみてください。